2014年、日本創成会議にて発表された「消滅可能性都市」をご存じでしょうか?
消滅可能性都市とは、主に次の要件を満たす都市のことを言います。
“2010年から2040年にかけて、20~39歳の若年女性人口が5割以下に減少する市区町村”
要するに、出産適齢期の女性人口が少ないため人口を維持することが困難な都市ということです。
人口の再生産力を20~39歳の女性(9割以上の子供がこの層から生まれます)と考えたとき、ある自治体で生まれてから20~39歳になるまでに、男女ともに3割程度の人口流出があると人口を維持することが難しいというわけです。
具体的には、出生率1.4が続くと、大体30~40年後に若年女性は現在の5割に減少するため、人口維持には2.8~2.9の出生率が必要だということです。(実現は難しいですが・・・)
豊島区が「消滅可能性都市」!?
そして、以外なことに豊島区はなんと東京23区で唯一の「消滅可能性都市」なのだそうです。
都会で人口密度も高い豊島区が何故?と思うかもしれませんが、残念ながら先述の条件を満たしてしまったのです。
豊島区はこれを機に「女性にやさしいまちづくり担当課」を新設し、若い女性が「住みたい」「子どもを産みたい」「子どもを育てたい」街に力を注ぎました。
取り組みの具体的なものとしては、公衆トイレの充実や南池袋公園の改修、持続発展する都市「国際アート・カルチャー都市」づくりの推進など、豊島区は現在も消滅可能性都市からの脱却を図り、グラフの「豊島区の人口推移」(※平成28年経済センサス-活動調査結果より)でも分かるように2020年(令和2年)には29万人を突破し、成果をあげています。
都会で人口密度も高い豊島区が何故?と思うかもしれませんが、残念ながら先述の条件を満たしてしまったのです。
豊島区はこれを機に「女性にやさしいまちづくり担当課」を新設し、若い女性が「住みたい」「子どもを産みたい」「子どもを育てたい」街に力を注ぎました。
取り組みの具体的なものとしては、公衆トイレの充実や南池袋公園の改修、持続発展する都市「国際アート・カルチャー都市」づくりの推進など、豊島区は現在も消滅可能性都市からの脱却を図り、グラフの「豊島区の人口推移」(※平成28年経済センサス-活動調査結果より)でも分かるように2020年(令和2年)には29万人を突破し、成果をあげています。
※平成28年経済センサス-活動調査結果より