【医療経営コラム】医療機器の導入、リースと購入どちらが正解？専門家が解説！

医療機器
クリニックの運営において、医療機器の導入は避けて通れません。しかし、新しい機器を導入する際、「リースにするべきか？それとも購入するべきか？」と悩まれる先生方も多いのではないでしょうか。

今回は、医療に強い税理士法人として、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく解説し、クリニックにとって最適な選択肢を考えていきます。

リースと購入、それぞれの特徴

リースのメリット・デメリット

メリット

初期費用を抑えられる
高額な医療機器を導入する際、一括購入の必要がなく、月々の支払いで済みます。

最新機器を導入しやすい
技術の進化が早い医療機器。リースなら契約期間終了後に新しい機種へスムーズに切り替え可能です。

デメリット

長期的に見てコストが割高になる可能性
一括購入に比べ、トータルコストが高くなる場合があります。

契約期間の縛りがある
途中解約が難しく、契約満了まで支払いが発生します。

所有権がない
契約終了後も機器は自院の資産にはならないことが多い。

購入のメリット・デメリット

メリット

長期間の運用でコストが抑えられる
一括で購入することで、長く使用する場合はリースよりも総コストを抑えられます。

自由に機器を使用できる
契約の制約がなく、メンテナンスや使用方法を自由に決められます。

デメリット

初期費用が大きい
一括購入では大きな設備投資が必要です。

技術の陳腐化リスクがある
医療機器の技術革新は早く、数年後に陳腐化する可能性があります。

売却や廃棄の手間がかかる
使わなくなった機器の処分に手間やコストがかかる。

クリニックにとって最適な選択は？

「リースと購入、どちらがベストか？」という問いに対する答えは、クリニックの状況や先生方の好みによっても異なります。
例えば・・・

✔開業時に希望額の融資が通らず、資金的に不安がある先生　⇒リースが有利
✔トータルで安く使いたい先生　⇒購入が有利
✔とにかく面倒なことが嫌いな先生　⇒リースが有利
✔新しい物好きな先生　⇒リースが有利

導入する機器の種類、資金繰り、クリニックの経営状態や経営方針によって選択が変わります。税務・財務の視点から、最適な選択肢をお知りになりたい先生は、ぜひ当法人までご相談ください。先生方にとってベストな選択を一緒に考えましょう！

おまけ

何故、リースの方がトータルコストが高くなるのか？
⇒リースは、金利(※)や手数料、保守・保険などの付帯サービス費用が含まれるため
(※リース会社の金利は、銀行の融資金利よりも高い。)
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